9/30/2017

ニューヨークとサンフランシスコのグルメ比較

東海岸への旅を終えての感想です。

家族がいるフィラデルフィアではグルメ探求は限られたものでしたが、ニューヨークでは短時間滞在にもかかわらず思いっきりグルメ探求できました。

と言っても、時間がなかったのでホテル近くのミッドタウンのレストランのみで、マンハッタン内の別の地域、或は最近ホットなブルックリンにも行ってみたかったです。

ローカルに人気のカジュアルな店にも行ってみたかったのですが、住んでいないとその辺りの情報は限られているので、有名店を選択することになってしまいました。

食事した6レストランの中で一番のお気に入りは最後のイタリアンMarea(マレア)。雰囲気、サービス、料理、全て好み。

ずっと行きたいと思っていたフレンチLe Bernardin(ル ベルナルダン)は料理とサービスはかなり良かったのですが、3つ星にしては騒々しくて雰囲気がイマイチ。

期待値が高かったせいもありますが、意外とそんなものなのでしょう。

同行した夫のお気に入りはマレア天ぷらまつ井、天ぷらはかなり気に入ったようでした。和のおもてなしにも感動。

そういうことで、ミシュランやNYタイムズの星の数と、自分たちのお気に入り星の数は必ずしも一致しないようです。

でも、レストランの印象って、その時の様々な状況でかなり違ったりもあるので、次行ったら違う印象になるかもしれません。

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今回ニューヨークのレストランを選ぶにあたって、そして実際食事してみて、サンフランシスコとの違いを見つけましたので、簡単にふれておきます。

まずはニューヨークでは3つ星の高級店からカジュアルな店までランチ営業しているところが実に多い。

今回食事した6レストラン、その全てがランチとディナーの両方を営業していました。

私的にはランチ営業してくれるととても嬉しい、特に高級店のランチ営業は大歓迎。

ランチですと、憧れのレストランの料理が少し手頃な値段でいただけるので節約できます。

いきなり高級店のディナーはハードルが高いので、ランチで最初にチェックしてから、次にディナー利用することも可能。

それに物騒なアメリカ、夜遅くに出かけるよりも、日中の方が安全であるなど、客にとっては嬉しいことが多い。

一方で、サンフランシスコでは高級店のほとんどがディナーサービスのみ、ランチ営業をしているところはホント少ない。営業しても週末のみとか。

カジュアル系のラーメン屋とかも、平日ランチ営業していないところがあり、不満です。

私にとってのラーメンって、ランチ又は飲んだ後の〆なので、ランチ営業しないのは寂しいです。

たぶん、ビジネス地区でもない限り営業しても需要がないのでしょう。

結局のところ、採算が合わないから営業しない、この辺が大都市ニューヨークとの違いのような気がします。

次にニューヨークの高級店での値段が思ったよりも手頃なので驚きました。

不動産平均価格ではほぼ同レベルのマンハッタンとサンフランシスコ、物価も個別には多少の違いはあるでしょうが、同じくらい高いと思ってました。

でも、ニューヨークの高級店ではメニューにプリフィクスがあって値段も控えめでした。プリフィクスですと選択肢があるのもプラス。

一方で、サンフランシスコの高級店ではプリフィクスがなくて、テイスティングメニューのみのところが多いです。

従って値段もニューヨークより高い。ちょっと高すぎ、ぼったくりなんじゃないの、と思うレストランもあります。

料理に関しては、大都会ニューヨークの方が幅広く、和食ひとつをとっても、天ぷら専門、そば専門、焼き鳥専門など、日本により近い選択肢が存在しています。

しかも本格的な和食から創作和食まで、次から次へと登場しているようでエキサイティング。もちろん和食以外の各国料理もとても充実している感じ。

一方のサンフランシスコは料理の幅自体はそれ程広くはないけれど、より斬新的なものを追求している感じ。

時々考えもしないようなアイディア料理が登場したりするので、これもある意味エキサイティング。

現在ミシュラン3つ星レストランの数は同じく6レストランでライバル都市ですが、高級料理に関しては、どちらも同じようなレベルではないかと。

今回一番の楽しみだった3つ星ル ベルナルダン、正直なところ、サンフランシスコの3つ星セゾンの方が良かった。でも、セゾンの方が値段が高い。

客層を含めての雰囲気はニューヨークの方がよりフォーマル、サンフランシスコではフォーマルなレストランを探す方がむずかしいくらいカジュアルが一般的。

この辺は東海岸と西海岸の歴史・文化的背景の違いが関わっているような気がします。

これは雰囲気だけでなく料理にも現れているので、よりリベラルで斬新な料理がサンフランシスコ界隈で登場しやすいのでしょう。

と言っても、アメリカの都市部には共通している部分も多いので、大きな差はないかもしれません。

結局どちらが良いとか良くないとかではなく、どちらにも強み弱みがあるので、どちらも上手に楽しみたいです。

今回は東海岸への旅でしたが、中西部や南部なども美味しいものがいっぱいあると思うので、これからグルメ探訪。

それと都会ばかりに目が行ってしまいそうですが、私はアメリカの田舎に存在する美味しいもの探しが大好きなので、これも少しづつ。

広大な土地で、どこまでできるかわかりませんが、少しづつアメリカ食べ歩き。

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ニューヨークのOceana(オシアナ)というレストランバーに立ち寄った時、注文したカクテルとは違うものが出てきました。

The Corina(ザ コリナ)という名前のカクテル


ちょっと笑えるカクテルで、面白いからいただきます~と言ったら、タダになりました。

この缶を先に抜いたら溢れてしまうので、この状態でしばらく飲んでから、缶を引き上げるのです。

右が注文したThe Oceana(ザ オシアナ)と言うカクテルです。


サンフランシスコ郊外のメキシコ料理店で、メキシカンコロナビールの瓶がささっていたマルガリータ(Coronaritaと呼ばれているみたい)を思い出してしまいました。


西に帰ったら、まずはメキシカンだな、決定!


【ニューヨーク グルメ

Aquavit 東京店もあるミシュラン2つ星北欧料理 アクアヴィット

Sushi of Gari 46 居酒屋みたいな創作寿司店 スシオブガリ46

Ippudo Westside お寿司の〆はラーメン 一風堂 ウエストサイド店

Tempura Matsui 大戸屋経営の高級天ぷら 天ぷらまつ井

Le Bernardin ミシュラン3つ星のシーフードフレンチ ル ベルナルダン

Marea 絶品パスタがあるシーフードイタリアン マレア


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9/29/2017

NYグルメ:絶品パスタがあるミシュラン2つ星シーフードイタリアン Marea(マレア)

ニューヨーク旅、最後の食事はミシュラン2つ星のイタリアンレストランMarea(マレア)でのランチです。

数々のレビューでハウスメイドのパスタが絶品であるというコメント、シーフード中心のイタリアンということで、シーフード大好き人間としては絶対外せないレストラン。

セントラルパークサウスに面した外観


入って左手にはバーカウンター、ダイニングは数か所に分かれていました。

ゴージャスな雰囲気も漂っていますが、


どちらかと言うと、清潔感がありエレガントなダイニングルーム


プレートもシンプルでお洒落


メニュー


PrimiとSecondiを選んで$54

選んだ料理に合わせてアドバイスしてもらったワイン

Kerner Strasserhof 2015 (alto adige, Italy) $70


バスケットで運ばれた3種パンの中から選んだローズマリー(フォカッチャ)


オリーブが入っていて、ソフトでしっとり絶品パン。わお!美味し~い!

このパンだけでも、このレストランを選んで良かった、テンションアップ。

OSTRICHE Oysters 生牡蠣 $24

Big Rock (MA) ビッグロック 手前

Pink Moon (PEI) ピンクムーン 左

East Beach (RI) イーストビーチ 右

with morellino mignonette & cucumber-lemon vinegar


プリミの前に、イーストコースト産の生牡蠣を注文。これでしばらくイーストコースト産牡蠣ともお別れ。


Primi プリミ コース1

Crudi PASSERA Long Island Fluke

ロングアイランド産フルーク(ひらめ)のクルード


フルークとフルーツ&アーモンドの組み合わせが絶妙。シンプルな料理だけに素材の良し悪しが決め手。グッドチョイス!

ASTICE Nova Scotia Lobster, Burrata, Eggplant, Basil (追加料金 $9)

ノバスコシア ロブスター、ブラータチーズ、ナス、バジル


こちらは夫が選んだプリミですが、わお絶品!

ぷりぷりロブスターがたくさん入って、ブラータチーズとの相性が最高。見た目も美しいけど、味も素晴らしい。

ああニューヨークに来て良かったと実感。こんな美しいロブスター料理はサンフランシスコやナパバレーでは未だお目にかかってない。

ロブスターはやっぱ産地に近いイーストコーストで食べるべき。


Secondi セコンディ コース2

Pasta TAGLIOLINI (Manila Clams, Calamari, White Wine, Hot Chilies)

パスタ タリオリーニ(マニラクラム、カラマリ、ホワイトワイン、ホットチリ)


タリオリーニ パスタの色と形がカップヌードル麺のように見えます。昔懐かしい麺のように見えて、嬉しくなってしまいました。

味の方ですが、これまた絶品!ハウスメイドのパスタはもちろん、ソース味がパーフェクト、貝とイカもたっぷり入って、ホットチリペッパーがアクセント。

さすが、パスタ絶品の店と言うレビューコメントに間違いない。

Pasta STROZZAPRETI (Jumbo Lump Crab,Sea Urchin, Basil)

パスタ ストロッツァプレティ(蟹身、うに、バジル)


わお!です。こちらも絶品。

見た目よりも蟹身がたくさん入っていて、ウニとバジル味最高。言葉ではうまく表せない美味しさ。

なんか贅沢してますが、いいよね、たまのことだもの。


デザートメニュー


Gelati - Espresso Gianduja Buttermilk Blueberry Sorbetti -  Fig

ジェラート(エスプレッソ ジャンドゥーヤ、バターミルクブルーベリー)とシャーベット(無花果) $9


Treat お菓子



上品で洗練された雰囲気の中での絶品料理の数々でした。

パスタに関しては、ホントはこの店大人気のパスタ、タコとボーンマローのフジッリを注文しようと思っていました。

が、前日のレストランでボーンマローを使った料理に骨が入っていたので、避けてしまいました。タイミング悪ですが、注文した2品とも大満足。

サービスは担当者によるのかもしれませんが、担当サーバーの女性はフォーマルではありながらも非常にフレンドリー、終始とても楽しく食事ができて大満足。

全ての内容を考慮すると、値段はかなりリーズナブルではないかと思います。今回ランチ利用しましたが、次機会があったらぜひディナー利用したいです。

これにてニューヨークのレストラン6店終了しました。

フィラデルフィア&ニューヨークのグルメ旅感想が続きます。

Marea
240 Central Park South
New York, NY 10019


【ニューヨーク グルメ

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9/28/2017

NYグルメ:ミシュラン3つ星のシーフードフレンチ Le Bernardin(ル ベルナルダン)

4年前東海岸から西海岸へ引越しする前に、ニューヨークで是非とも行っておきたいレストランがありました。

ところが、大陸横断の大引越しを控えてバタバタとしていて、希望する日時の予約が取れませんでした。

それから、あっという間の4年。今回は絶対行こうと思い、満を持して予約完了。

ついに行くことができたレストランはシーフードフレンチ Le Bernardin(ル ベルナルダン 或は ル ベルナルディン)。

お肉も食べますが、お魚大好きなので、シーフード中心のフレンチに心惹かれていました。


しかも、ミシュラン3つ星とNYタイムズ4つ星、フーディとしては一度は行ってみたいレストラン。

7時半の予約で中に入ると、正面には少しカジュアルなバー・ラウンジがあって、


奥は広々としたダイニングルーム。中央には豪華なフラワーアレンジメントがあって、高級レストランの雰囲気はたっぷり。

でも、テーブル席数が多く、既にほぼ満席でかなり騒々しい。なんか想像していたよりもレスフォーマル。

といっても、ドレスコードはフォーマルで、男性はジャケット着用、よく見ると客も皆ドレスアップしているので、やっぱりフォーマル。

テーブルセッティング


おしぼりサービス


最近、ホント増えましたね、おしぼりサービスしてくれるレストラン。

メニューにはプリフィクスとテイスティングがあり、


プリフィクス4コース$157を選びました。


事前にウエブサイトでメニューチェックしていて、少々迷いましたが選択肢が多いプリフィクスに決めました。

ワインはグラスワインのリストから選んで、

Sauvignon Blanc "Le Blanchais" Domaine Pelle, Menetou-Salon, Loire, France 2014 $16


最初に軽めのソーヴィニヨン・ブラン


Amuse-Bouche


シーフード2種類とマッシュルーム、わお!美味し~い。

前日に食べた寿司店の前菜は何だったのかと思うような超美味シーフード。ごめんね、比べてはいけないけど、やっぱり比べてしまいます。

Bread


こちらは夫が選んだパン


コース1

Geoduck - Geoduck Sashimi, Shaved Radishes, Ginger-Ponzu Dressing

グイダック(グーイーダック)貝の刺身、ラディッシュ、生姜ポン酢ドレッシング


これがフレンチ?と思いたくなるような和風仕上げ。

Geoduck(グイダック貝、グーイーダック貝)と呼ばれるアメリカナミガイのお刺身はコリコリしているけれど柔らかい食感が最高。

野菜はラディッシュと人参、そして、生姜ポン酢ドレッシングを使っているところが、日本人には受けますね。


Oysters


こちらは夫が選んだ生牡蠣です。生牡蠣なんぞ、至る所で食べられるのにと思いましたが、ちょっと違ってました。

シャッカーレベル最高、美味ミニョネットソース、パーフェクトなプレゼンテーション。

牡蠣を触ったので、フィンガーボウルを用意してくれました。素晴らしいサービス。


コース2

ワインは選んだ料理に合うものということで、ソムリエのアドバイスを得ました。

Furmint, "Hidden Treasures" , A Moric Project, Tokaji, Hungary 2015 $19


このハンガリーのワインは、どこかのワインペアリングでも登場していたワイン。

料理はこちら

Octopus - Charred Octopus, Daikon-Ginger Relish, Yuzu Kosho Broth

タコ、大根生姜リリッシュ、柚子胡椒ブロス


わお!柔らく調理されたタコは言うまでもなく美味、そしてソースが素晴らしい。

柚子胡椒はそれほど強い風味はなく、スムースにお口に入り、言葉では表現できない絶妙な味。

こういう料理を出されるとホント参ります。


こんな料理は家庭では絶対無理、巷の多くのレストランでも無理。このレストランに来る価値があるというもの。

こちらは夫が選んだ料理に合わせたワイン

Roussanne, "Circa", Jean-Louis Chave, Saint-Joseph, Rhone, France 2015 $22


Scallop - Barely Cooked Scallop, Roasted Bone Marrow, Baby Turnips, Calamansi-Butter Sauce

帆立、ローステッドボーンマロー、ベイビーターニップ、カラマンシーバターソース


ほとんどレアの帆立とソースは美味でしたが、ボーンマローが少々不気味でした。

というのは、骨の欠片が入っていました。これはどうなんでしょうかね、少々危ないです。当たったのは夫なので、おめでとう、と言いましたが。。。

コース3

Snapper - Crusted Red Snapper, Spiced Persian Cucumbers, White Balsamic -Anticucho Sauce

スナッパー、ペルシャきゅうり、ホワイトバルザミック アンティクーチョソース


思ったよりも大きいサイズ、カリカリの外クラストにふんわりソフトな中身で調理完璧。(南米?)アンティクーチョというよく知らないソースもぴったり合っていました。

美しい付け合わせ野菜もグッド。

"White Tuna" - Japanese Wagyu

Grilled Escolar and Seared Japanese Wagyu " Endive Farcie" Red-Wine Peppercorn Sauce

ホワイトツナ(Escolarという魚) 和牛

エンダイブファルス レッドワイン ペッパーコーンソース


ホワイトツナ 或は 和牛ビーフ、どちらが主役なのでしょうか?

シーフードフレンチなので、主役はツナのような気もしましたが、ビーフの存在感は凄い。なんともパーフェクトレアな焼き加減でした。

ビーフが登場したので、グラスワインリストの中から、ソムリエに選んでもらいましたのはこちらのボルドー産。

Chateau Gombaude-Guillot, Pomerol, Bordeaux, France 2005 $30


1グラス料金としては、ちょっと高いと思いましたが、そのスムースな味に値段を考えるのはやめましょう。


コース4

デザートメニュー


Black Forest - Brandied Cherries, Whipped Vanilla Cream, Chocolate Sorbet

ブラックフォレスト ブランデー漬けチェリー、バニラクリーム、チョコレートシャーベット


このデザートは少々濃厚でしたが、もうひとつのココナッツはさっぱりとしていて、シーフードフレンチにぴったり。

Coconut - Coconut Bavarois, Roasted Pineapple, “Piña Colada” Sauce

ココナッツ ババロア、パイナップルロースト、ピナコラーダソース


誕生日のおまけデザートとキャンドル


お茶 $6


Petit Fours プチフール


もう食べられないので、持ち帰りたいのですがとリクエストすると、早速箱に入れて持ってきてくれました。


以上でコース終了。


帆立料理に入っていた骨の欠片とデザート以外は感動レベルの料理。デザートは悪くないけれど、後まで印象に残るほどではないです。

サービスは完璧。サービス動線はあまり良いとは思えませんでしたが、サーバーたちの動きには無駄がなく、プロフェショナルなチーム。

そして、基本フォーマルではありますが、言葉使いや身のこなしは柔らかく、終始いい気分で食事ができました。

プリフィクスの値段は3つ星にしては控えめでハイバリュー、大満足のディナーと言いたいところですが、、、

ひとつ気になったのは雰囲気、騒々しい。もう少し、テーブル空間があれば、お隣のテーブルでの会話とか入ってこないと思います。でも実はこの会話はわりと楽しかったりします。

ダイニングルームに詰め込み過ぎではないかと思われますが、マンハッタンの一等地なので仕方ないのでしょう。

と少し不満はありますが、素晴らしいダイニング・エクスペリエンスであることは間違いありません。

今回選んだ料理以外にも試してみたい料理が数多くあったので、ニューヨークに住んでいたらリピートするであろうレストランです。


追記:レストランには別途プライベートダイニングルームが存在していました。1階のダイニングルームが騒々しいと感じる人はそちらを利用されるのであろうと思われます。そういえば、別の入口がありました。きっと、高いに違いない。

Le Bernardin
155 W 51st Street
New York, NY 10019


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9/27/2017

NYグルメ:大戸屋経営の高級天ぷら Tempura Matsui(天ぷらまつ井)

ニューヨーク2日目

前夜食べ過ぎたので、この日の朝食はコーヒーだけにして、ランチを美味しく食べようと心に決め、向かった先は和食の天ぷら専門店Tempura Matusi(天ぷら まつ井)。


今時は全米の多くのところに和食店があります。天ぷらは和食店には必ずあるメニュー品目ですが、天ぷら専門店というのは少ないです。

和食が充実しているサンフランシスコでさえも寿司専門店は山のようにありますが、天ぷら専門店は聞いたことないので、やっぱりニューヨークは大都会。

この「天ぷらまつ井」さん、輝くミシュラン1つ星、全米では初めてのお星様つき天ぷら専門店なのかな?

そして面白いことに、このお店は私も日本で数回利用したことある「大戸屋」の経営する店ということです。

比較的庶民的なイメージをもつ「大戸屋」とミシュラン1つ星「天ぷらまつ井」のミスマッチが気になったので、ぜひともトライ。

中に入ると、実にシンプル、上品な和の世界。


左手にカウンター、右手にはテーブル席


夫のリクエストでテーブル席へ


ランチメニュー

天ぷら定食 或は 天重を選びます。どちらも$40

その次にホームメイドの蕎麦 或は うどんを選び、

最後にトッピングを選びます。


天ぷら定食、蕎麦、トッピングに梅しそ&とろろをお願いしました。

トッピングはどちらも$3追加料金

前日飲み過ぎたので、ビールは無しよ。代わりに水を注文すると、Saratoga(サラトガ)の水$12が来ました。


西のシリコンバレーにもサラトガという町がありますが、そこではなくアップステートNYのSaratoga Springs(サラトガスプリングス)の水。

実はサラトガスプリングスは私のお気に入りの場所、ドッグフレンドリーでお洒落な街。

先に定食のセットが登場。天ぷらの前にお蕎麦を先に召しあがりくださいとのこと。


トッピングに選んだ、とろろと薬味を蕎麦つゆに入れて、


スルスル(アメリカなので音は低め)といただきます。


わお!美味し~い!

風味とコシが素晴らしい、特に私の好きなタイプの蕎麦でしたので嬉しさ倍増。

蕎麦好きなので、こんな美味しい蕎麦があるNYへ引っ越しちゃおうかな、と思ってしまいました。

あっという間に完食、蕎麦湯をいただいて、ホッと幸せの空間。


そして、いよいよ天ぷらが登場しました。

テーブル席でしたので、一度にまとまって登場です。カウンターだったら、たぶん順番で登場したと思われます。


衣が薄くて、とてもソフト、あっさりした天ぷら。使用している油や配合も高レベルなのでしょう、風味があり、油っぽくないので、どんどん食べられます。

ネタの中で右上に隠れている野菜のかき揚げ以外は、全てグッドでした。このかき揚げは天つゆに入れたら、バラバラになってしまい食べにくかった。これ要らないです。

お店或はシェフの方針なのでしょうが、お塩の用意はありませんでした。すべて天つゆでいただいております。

この後、紫蘇


そして、追加もできるということで、メニューをもらい


ズワイガニ$15 と レンコン $5を追加


蟹の天ぷら、少々贅沢してしまいました。

蟹はもちろんですが、レンコンも硬さが残っていて仕上がりが素晴らしい。

でも、やっぱり天ぷらはテーブルよりもカウンターでいただいた方がパーフェクトな状況でいただけたような気がします。

最後は抹茶のデザートとお茶で締めくくり。



とっても日本的な雰囲気、静かに落ち着いて食事ができました。ビジネスランチには最適の雰囲気。

サービスも日本的、気配りの行き届いた素晴らしいおもてなし。

料理は天ぷらもさることながら、蕎麦が特に素晴らしく、サンフランシスコにもぜひともオープンして欲しい。

ディナーコースはもっと高くなりますので、ランチ利用がお得、足りない場合は追加もできるのが嬉しいです。

Tempura Matsui
222 E 39th Street
New York, NY 10016


さてさて、大満足の天ぷらランチの後ですが、食べるだけでなく、一応観光もします。

あれから16年、911Memorial ワールドトレードセンター跡地


ワンワールドトレードセンター


展望台から見たマンハッタン


この観光の後は、お楽しみのディナー。


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